特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦』を観に行きました

江戸東京博物館で開催中の特別展『レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦』を観に行きました。
娘（5歳）がなぜか非常に興味をもっており、「ダ・ヴィンチさんの絵をみたい！」というからです・・・。

チケット購入

江戸東京博物館で直接購入。
特別展・常設展共通券（大人1枚　1,640円）を2枚。未就学児は無料です。

2月6日（土）の午後15時過ぎ頃到着しましたが、チケット売場はさほど混んではいませんでした。

コインロッカーに荷物を預ける

チケット売り場のある1階の各所にコインロッカーがあります。
荷物やジャケット等はなるべくコインロッカーに入れておくと鑑賞の妨げになりません。
コインロッカーは100円ですが、使用後に返却されますので無料で利用できます。
100円玉を用意しておきましょう。

コインロッカーに入らないサイズの荷物は、チケット売り場横の荷物預かり所で預かってもらえます。
外国人観光客の方がスーツケースを預けていました。

混雑具合

先に特別展を見たあと、常設展をめぐろうかと思っていたのですが・・・

15時過ぎ現在、混雑している模様。
入口のプロローグにあたるところで既に渋滞しているので、予定を変更して常設展を先に見に行くことにしました。

意外にハマる！常設展

江戸時代の人々の様子を詳細に紹介する展示に夢中になってしまいました・・・・。

娘は江戸っ子体験にハマり・・・。

私は昔の勤めていた『三越』の前身である『越後屋』の展示に夢中になり・・

夫は越後屋の奉公人の出世が気になったようでした。

ようやく特別展へ

常設展をじっくり見てしまったせいで、特別展の入口に再度到着したのは17時30分頃。
通常は既に閉館の時間ですが、土曜日は19時30分までOPENしているのです。

混雑、とありましたがどう見ても空いています。

美術展は混雑していると集中力がかけてしまいますし、特に我が家の場合は5歳児も一緒なので、朝早い時間か閉館前の空いた時間を狙うのが良いと思います。

音声ガイドを必ず借りる理由

私は展覧会に行く時には必ず音声ガイドを借りています。
展示の中にも説明書きはありますが、音声ガイドならではの面白い情報もあったりします。
また、適切な場所で適切な説明を聞きながら鑑賞すると理解が何重にも深まるのです。

子どもが一緒の場合は特におすすめです。
その絵の観るべきポイントを音声ガイドが教えてくれるので、説明をしてあげられます。
せっかく本物を見られるチャンスなので、さまざまな情報と共に見たほうが、より理解や感動が深まると私は考えています。

今回の展示のナビゲーターは生瀬勝久さんでした。
いい声♪

見どころ

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は非常に少なく、彼の作品をインスパイアしたものの展示が多かったですが、レオナルド作との違いなどを比較するのは楽しかったです。
レオナルドの作品は少ないので、展示内容としては仕方ないと思います。彼の生きた時代の中でうまれた絵画手法などの紹介や、違う作家がレオナルドの影響を受けて生み出した作品群の紹介、彼の手稿から見られる様々な思考の内容を追っていくことで人生をたどっていく・・ということで展覧会に厚みを持たせる努力はあったと思います。

素描

コピーの展示が多いですが、中にレオナルドの真筆も混じって展示されています。
絵を描くにあたって表現を研ぎ澄ましていくさまが見てとれました。

手稿

空を飛ぶ仕組みについて考えることに熱中したレオナルドの手稿が多数展示されています。
ほとんどがコピーですが、内容を詳しく説明する展示があり、なかなか楽しめました。
内容をすぐに読まれないように鏡文字にして書くなど、天才の頭はどうなってるんだ？と驚きでいっぱいでした。

一番興味深かったのは空を飛ぶ実験をするにあたって、実験台になってくれる人がおらず、説得をする手紙の内容を検討するメモ・・・。

糸巻きの聖母

この絵を観に来たといってもいいくらいです。
非常に美しい絵です。実際に見ると肌の質感が非常に細やかで引きこまれます。
絵の前にはポールで仕切りが設けられていましたが、会場内が空いていたので何度も並び直して観ることができました。
昼過ぎ頃だと非常に混雑していてゆっくりと観ることはできないと聞きました。

子どもの感想

糸巻きの聖母は何度も並んで真剣にみておりましたが、意外にも素描の方に興味をもったようでした。
「わたしのスケッチは丸とかしか描いてない・・・」とがっかりしています。
ダ・ヴィンチさんと一緒のレベルで話をする図々しさに驚きましたが、説明をしながらめぐりましたので興味深く見てもらえて良かったです。
音声ガイドに感謝。