未来を”具体的に”想像する重要性(1)―6年前の私が描いた「将来の私」

会社の計画は立てるけど、自分自身の計画をたてる人は少ない

大人になってからの1日、1年はあっという間に感じませんか?
特に会社に勤めてからは四半期ごとに先々の企画を立て、承認を得る―その繰り返しで毎年が過ぎて行きました。

会社の計画はしっかり立てるのに、自分の人生の計画を立てない人は案外多いものです。
私も以前はそうでした。1日の多くの時間を過ごす会社の企画を立てることが自分の人生に直結していたのです。

2008年度の私の夢が的中!

夫はメカ設計の仕事をしているのですが、20代の頃から勤務している会社がもしなくなったら?というシミュレーションをしていました。
エンジニアでこのようなプランニングをしている人は少ないように思います。
手に職がある、というイメージからか、同じ仕事を同じ会社で続ける人が多いのです。

設計の仕事において重要な事は不具合をなくすことです。設計に不具合があると商品を出すことができません。
あらかじめ起こりうる様々なことを予想し、トラブルに備えることが仕事において大切なことです。
仕事と同様に、人生においてももし会社という収入源を失ったら、自分の人生はどうなるのか?そんな最大のトラブルが起きた時のシミュレーションをあれこれと考えていました。

それに合わせて、私もライフプランニングをするようになったのですが、2008年に時間をかけて作ってみた「2016年までの私」を描いた一枚の紙が昨日出てきました。
こっ恥ずかしい内容がたくさん書かれていてとてもお見せできるものではありませんが、
意外にも書いた夢の多くがかなっていました。
夢を叶えたい年度も記入していましたが、ほとんどが1年の誤差で叶い、

”2013年 エッセイで雑誌連載の仕事依頼が来る”
 ”2014年 自分の体験がコミックになって書店に並ぶ”

はずばり的中でした。

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2014年3月 都内のある書店にて。私の本が平積みされてました!

 

かなわなかった夢もある

・宝くじ1億円以上当選
などの他力本願な夢

・キャッシュ・フロー●●万円を超える
実際の財務状況との乖離が著しい夢

これらは現実的に夢をかなえる具体的なフローが思いつかない、本当の「夢」です。
夢というか妄想に近いですね。この類の夢はまったく叶いませんでした(笑)

叶う夢を考える

どんな自分になりたいか。
人生の計画なんてどう立てたらいいかわからない、という方も多いと思います。
今後わかりやすいワークシートの作り方をご紹介できればと思いますが、今回は私の計画の立て方をシェアします。

紙を用意してください。
紙と自分との対話を始めます。
家族や親しい人と会話しながら進めても楽しい作業です。

1:自分の中のワクワクを書き出す
箇条書きでかまいませんので、自分がワクワクすること、気分が良くなることをどんどん書き出します

2:自分の得意なことを書き出す
人から褒められるところ、苦にならないこと、以前から好きだったこと、長く続けている趣味・・・
自分の良い所を書き出します。

3:あこがれの人を書き出す
身近な人でも芸能人でも構いません。
どんなところに憧れているかを具体的に書きます。

ここまで作業が完了すると、自分がやってみたいこと、自分がやらなくても見ているだけで満足なこと、などがぼんやりと見えてきます。

4:やってみたいこと・なりたい自分を具体的に想像する
ポイントは「具体的に想像すること」です。

私の場合は「自宅の書斎で絵を描いたり、エッセイを書く仕事がしたい」という夢がありました。

夢が叶った自分をできるだけ具体的に想像します。
・太陽の光が入る自宅の書斎にてコミックを描きながら濃い目のコーヒーを飲む・・・。
・子どもは産まれているが、保育園に預けているので自分の時間ができている・・・。
・書き上がったコミックは書店に並び、お客様が手に取って買ってくれる・・・。

具体的に想像できましたか?
想像出来ない場合、それは残念ながら叶わない夢なのでしょう。
例えば、クラシックの音楽を聴くことが好きな私ですが、バイオリンでソロコンサートを開く、そんな自分はまったく想像もできないです。
想像できないものは実現できないのです。

具体的に想像できる夢が見つかったらどうするか?
次のステップは「夢のプランニング」です。こちらは次回のブログでお伝えします。
興味のある方はぜひ自分の「夢」を想像してみてくださいね!

ABOUTこの記事をかいた人

漫画家・イラストレーター。 早稲田大学卒業後(株)三越勤務。結婚を機に退職した後ソニーに勤務。 エンターテインメントロボットAIBOのWEBサイトデザイン・制作を中心にWEB関連の業務を歴任。