娘がお絵かきを習うようになって約1年。
初めて描いた絵はウサギでした。
先生と形を一緒に取りながら、色の塗り方を教えてもらいながら1時間半で仕上げたものです。
当時5歳。頭の場所・胴体の場所などはまだ正確に取ることができませんでしたので先生に指示を受けながら一つずつやったようです。
配置や大きさのバランスなどの基本作業をしっかりやることと、光の方向を意識して影をつけることを少しずつ勉強していきました。
今年に入って初めてのレッスンに伺った時、先生に
「パルリちゃん(娘の名前)、絵がすごく上達しましたね。」
と言っていただきました。その絵がこちらです。
まだ書きかけなのですが、アシカを描いているそうです。
1年経って、形も一人で取れるようになり色塗りも自分ならではのオリジナリティが出てきていて以前より上達したのは間違いないと思うのですが、先生の言葉にハッとしました。
「動物のことをよく知っていますね。この絵を描く前にアシカとアザラシの違いを詳しく教えてくれました。絵が上手になるというのはその対象物のことをよく知るというのが大事なんです。あと対象物を説明する語彙が多いのもイイと思います。」
なるほど。。。テクニックではなく、対象物を知ればその特徴をしっかり描こうとしますよね。
なので、図鑑をよく読んでいる子は上達が早いそうです。
ちなみにアザラシとアシカの違いで一番大きいのは耳が無いか有るかの違いなのだそうです。
アザラシは穴が空いているだけとのこと。
この特徴をしっかりとかき分けることがアシカらしさの表現の1つだということを改めて感じました。
また、光と影を意識して描くためにはある程度の理科的発想と常識が必要です。
以前「子どもにお絵かき習わせるってお金もったいなくない?」「ママ(私ですね^^;)が教えればいいじゃん」と言われたことが有るのですが、わたしは表現のツールを増やすことはとても大切だと考えています。価値の基準は人それぞれなので、正しいとか間違っているとかは無いと思うのですが、私個人としてはお絵かきは大人になってからより子供のうちからやったほうが良いものの1つだと感じています。
子どもの絵の上達は表現のツールを増やすだけではなく内面的な成長も必要とされ、多面的な学びが深いなと改めて思いました。
娘が使っているパステルはこのメーカーのものです。
他のメーカーよりも画用紙に描いた時のタッチが柔らかく、発色がキレイです。